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2007年11月28日

落合博満の超野球学

前にブログに書いたこともあるが、私は落合が好きである。

一言で言うと、異端の天才ってことなのであるが、
ここでいう異端とは、奇をてらう、ということではない。

常識にとらわれることなく、ものの本質を捉えて、
目的のために、もっともいい方法を見出して実践している、という意味での、異端なのだ。

落合は、野球エリートではない。
高校や大学の体育会系的風土にあわず、ドロップアウトしている。
プロ入りも、20台半ば、ドラフト3位である。
もし、周囲によき理解者がいなければ、きっと今頃野球好きなただの人だった。

落合は、上意下達的な風土や、考えずに体を動かしていればいいという
前近代的な風土になじめなかったそうだ。

落合は、おきているときはずっと野球のことを考える、という意味で、誰よりも
野球と真摯に向き合ってきたそうだ。
体は動かして当たり前、むしろ、脳みそからいかに汗をかくかということに
徹底してとりこんだ。それが「オレ流」の正体だ。

偽悪的な態度で、誤解されることも多いが、それはきっと、落合なりの照れなのだとおもう。
「こんなに野球にまじめにむきあっててごめんなさい、」という。

落合は、選手としても史上最高レベルのパフォーマンスを残し、
そして、いま監督としても最高レベルの出だしをみせている。
この結果が示すものはおもい。

常識にとらわれないことは本当に大変だ。
先人がつくった枠組みをつかうのは、なんといっても楽だ。
そして、70点程度の合理性もある。

自ら体系をうちたてるには、その対象を本質的に理解しなければならない。

というわけで、落合博満の超野球学。

落合博満の超野球学〈1〉バッティングの理屈

一般に運動は感覚とセンスであり、論理とは相容れないと思われている。
もちろん、体格や基礎的な運動能力についてはセンスで論理が介在する余地がない。

しかし、プロにはいるような選手は、そのあたりはクリアーしているはず。
そのうえで、超一流と三流をわけるのは、野球というものの本質をどこまでとらえているか、
ということの差なのではないか。。。
(実際、100回打席に立って30本ヒットをうてば一流。25本だと二流。その差はたった5本。。。)

この本を読むと、落合は、野球というものを独自の論理体系でとらえ、構築することでバッティングにおいて結果をだしていたということがわかる。
全編を通じて、バッティングを論理的かつ体系的にとらえる姿勢が、最初から最後まで貫かれている。

落合の野球に対する姿勢のように、自分の対象に体系的かつ論理的にむきあっているか、
ということを意識しながらこの本を読むことで、新たな発見がいくつもあった。

もっとも論理化しにくそうな、運動というものですら、論理でとらえている人間が勝っているという
事実は絶対に忘れてはならない。

私は、どちらかというと直感タイプで、論理性は自分の中で相対的に(とくに最近は)弱かったりするのですが、論理もたまにチューンアップする必要があるなと思わされた一冊でした。

ちなみに、いうまでもなく、落合が好きだけど、落合夫人とJr.は好きでありません(^^;


向島&映画監督&芸者さんそしてメッシ

ちょっと急ぎではなしたいことがあって、監督に電話すると、
いつものように向島でおちあうことに。
とはいえ、誰もお金もってないわけで座敷にあがるわけもなく
、とうぜん例のラーメン屋。
あの、ギー藤田先生にお会いした個室のラーメン屋でございます。

あいにくいっぱいで、ちかくのもんじゃ焼屋に移動。
非常に不思議な雰囲気。ゆきこお姐さんが次から次へとおいしい
ものをはこんでくる。

途中で、監督のなじみの芸者の弘至さん、そして音楽プロデューサーさんが
乱入。最近お世話になっている友人3人をつれてったので、大所帯。

深夜3時ごろまで話し込む。

話したかった用件は例によって3分もかからずおわって、
そのあとは、女性をいっぱいみてきた監督や芸者さんからみた、
「いい女性とは」っていう話とか、最近考えていることを相談したりとか。。

最近読んだ、植島啓司の「偶然のチカラ」にもあったけど
(これは非常に名著。人生の流れとかツキとかの興味ある人にはぜひお勧め。)

偶然のチカラ (集英社新書 412C) (集英社新書 412C)
大事なことは自分できめない、状況をよくわかった他人に決めてもらうっていうのは
案外いいのかも、と思った。

酔った状態で、かえってきてテレビつけると、UEFAチャンピオンリーグの
リヨンVSバルセロナ。

ジュニーニョのフリーキック炸裂は強烈、そして前線の黒人FWのスピードとキープ力は強烈。

メッシのドリブルは誰にも止められず、
ボージャン&イニエスタと絡んだトリプルアタックは強烈で、
ひさびさにロナウジーニョにもキレがあった。

普段結構大事なことは自分ひとりで考えて結論だしたりするんだけど、
たまに人にはなしてみるのもいいなと思いました。


2007年11月27日

スカパーにはいって、映画とサッカーみてる。

最近引越ししたのをきっかけに、スカイパーフェクトTVにはいりました。

家に帰ってくると、欧州サッカーを見るか、
休みの日はつけっぱなしの映画をずっとみている、という羽目になります。

バルセロナのメッシのとめられないドリブルをみて、興奮する一方、映画を見てます。

最近みて面白かったのは、

①アルフィー

ジュード・ロウのチャラ男ぶりが、すっごくかっこいい。
最後にほかの男に走ったお金持ちおばさんがいう、「あなたより若いから」
っていう言葉。。。人には賞味期限がございます。。。

アルフィー スペシャル・コレクターズ・エディション

②ゆきゆきて、神軍

あのマイケル・ムーア監督が影響を受けたという、ドキュメンタリー。名前は知ってたけど、
こんなにすごい話だとは、、、。ぜひみてください。

ゆきゆきて、神軍

③カーズ

ルート66を舞台にしたロードムービーに、若き天才の挫折と成長をすっごくキュートに描いた映画。
非常にアメリカってかんじ。さすがはピクサー。あっぱれ!

カーズ

というわけで、レンタルビデオやで能動的にえらばずに、ぼおっとみられるっていうのは、素敵。

2007年11月22日

シャイな人はネット社会において不利なのだろうか。

ネットは、預けた知恵を増幅して返してくれる貯金箱だ、というのは、
はてな近藤社長のお言葉だけど、
シャイな人はネット社会において不利なのだろうかと思う。

スティーブ・ジョブズとか孫正義とかも、ブログかかなさそうだしな。。。
いわいる、セレブリティもネット社会では損なのかな。

ま、よく考えたら、セレブリティは、ネット使わなくても、強力な
手段で、自分の考えていることを世に問うているから、
そして、世の中から賛否両論の巨大なフィードバックをもらうから、
貯金箱っていうか、巨大な知恵増幅マシーンをすでに、もっていたわけか。

となると、強力な手段使わなくても、知恵を増幅できるネットというものはやはり便利で、
自分で強力な手段を持ちうるまでは、それをつかうほうがよいと。

ま、シャイな人は、ネット社会においてだけでなく、リアル社会(その対比あっているのかな)
でも、きっと損だろうから、

というわけで、今日も、シャイな私は、
勇気を振り絞って、ネットやリアルの増幅装置で
知恵を膨らまそうとするのでした。。

意味不明なエントリーだけど、ブログだからいいや。。

2007年11月16日

AXEBUSTERSはすばらしい。 

最近すごいと思ったゲームは、
スーパーマリオギャラクシーでなく、(5分やった。面白いゲームだとは思うけど。。)
AXEBUSTERS

youtubeとかにアップされているのもすっごくポップでかわいいけど、


このゲームはさらにすごい。

感想:100点。弊社デザイナーT島さん風にいうと「ソーホット、ビーナス!」でございます。
実写をつかってこんなにクールにかわいくモノを作れるってほんとすばらしい。
これって3Dゲームの究極系かも、とかおもっちゃう。

仮想空間(ま、セカンドライフか)で、3Dだからよくないって言う話があるけど、
ニュースとかテレビのバラエティ番組とかいわば3Dなわけで、(3Dでうごく人間を取っているという意味で。)

3D仮想世界の問題はキャラクタをうごかすときに、スティックでやるとキャラがふらついちゃう(おもったとおり動いてくれない)、みたいなの&カメラワークがすっごくむずかしいみたいな話で、

移動は遊園地のライド風にしてしまえば、解決する。(こっちにいきたいとおもったらユーザーの意をくみとって動いてくれる、みたいな。)

そういうのを、AXEBUSTERS遊びながら思った。。。

2007年11月10日

イン・ハー・シューズ

イン・ハー・シューズ をみた。

一言。「よかった。」

<ストーリー>
30歳目前にして自分にぴったり合う靴が見つけられず、裸足でさまよい続けている・・・この映画のヒロイン、マギーはそんな女性だ。弁護士として活躍する姉のローズとは反対に、キャリアも資格も学歴もないマギーが、たったひとつ人に誇れるのは、グラマラスなルックスだけ。だが、若さの賞味期限はそれほど長くない。そのことに気づいたマギーは、遅まきながら自立の坂道を登り始める。よろめき、つまずき、傷ついて、自分のみじめさを噛みしめる日々。その間、唯一の理解者だったローズと対立し、完全に居場所をなくしてしまうマギー。そんな彼女が向かったのは、最近まで存在さえ知らなかった祖母の住むフロリダ。
洗いざらしのスニーカーが似合うこの土地で、マギーは今まで知らなかった本当の自分と出会うことになる―――。

イン・ハー・シューズ 

①「赦しあえる関係って素敵。」

人は、生きていく中で、取り返しのつかない過ちを犯す。
そんなとき、人生を踏み外すことなく、生きていけるのは、
他人からの愛と赦しあう心なのだと思う。。

②「人は変われる」

誰かからささいなことで感謝されること、それがきっかけで
、人は変わっていける。

盗癖と男癖がどうしようもないキャメロン・ディアズが、
おばあちゃんと老人たちの中で、どんどん素敵になっていく。

③「老人は侮れない。」

この映画を見ていると、人生を重ねて年老いることも案外悪くないのかも、と思ってくる。
どんな人でも生きていれば、素面では人に言えないような経験をしているはず、
それにめげずに、ずっと年を重ねるってそれだけでも尊敬に値する。
当然、その経験から出てくる言葉は、傾聴に値するものがおおい。


、、、と、ステレオタイプな物語が持つ力って強いなあと、思いました。
いい映画なので、心が疲れたときにお勧めです。。


2007年11月08日

リニアコライダー podcast 第2回 科学者との対談

お手伝い(っていうか、いってお話しているだけですが。。)している、
リニアコライダー普及委員会のポッドキャスト

第二回がいつのまにか、アップされてました。

東大 素粒子国際物理センターの山下了准教授と、国民代表の女子大生エリカ様、
そして単なる科学好きミーハーの対談です。

科学者ってなにしているのかなー、みたいなことが垣間見えて、私すっごいエンジョイしてます。


2007年11月02日

リニアコライダー普及委員会ってのをはじめました。。

唐突ながら、みなさん、リニアコライダーを知っているでしょうか?
直線加速衝突器、いま実はアジアに誘致しようとして、私も
微力ながらリニアコライダー普及委員会のお手伝いをしております。

で、リニアコライダー普及委員会の学生スタッフさんたちと
いっしょにポッドキャストをはじめました。

サイトはここにあります。
リニアコライダーってなんなの、とか、ノーベル賞の取り方とか、
そういうの、今後やっていく予定なので、ぜひぜひお聞きくださいませー。

2007年11月01日

創業社長になるには

去年つくった芸者東京エンターテインメント(GTE)という会社では、
3ヶ月に一度、インターン含めた全スタッフと個別面談する制度がある。

自分/プロジェクト/会社の現在/未来という6つのボックスから好きなように
話してもらって、聞き、それに対し返答するという形で行われる。

基本的に(答えられるかどうかはべつとして)聞きたいことはなんでもどうぞという
スタンスなので、いろんなことを聞かれる。

最近の面談で、開発インターン中の学生さんに
「ゲーム会社ってどうやったらつくれるんですか」と聞かれた。

登記すればいいよ、とこたえたのだけど、それだけだと質問の趣旨に
あってなさそうなので、「会社を続けていくには」っていうことへの答えとして
いくつか付け加えて答えておいた。

そして、「社長ってどうやったらなれんるですか」っていう質問に関しては、
副社長サブが、じつに的確なことをいってたけど、ブログに書くのは
どうかとおもうので、興味ある人はあったときにでも聞いてください。

私がいままでお仕えしたり、観察してきた創業社長サンプルから抽出した結果

①自分のわがままに周りを巻き込めるか、という能力と、
②ほんとうにやばい状況においこまれたときに、なんとかできるか、っていう能力の
二つなんじゃないかなあとおもう。

①、②ともに、社長が10人いれば,やり方は千差万別で、
①の場合でいうと
黙々と働く姿に自然と人が従う、みたいなひともいれば、
かわいげあるからわがまま許しちゃおう見たいな人もいれば、
利益で釣る人もいれば、
怖いからついていかないといけないって言う人もいれば、
ついていけばいいことありそう、という人もいれば、
それこそいろいろあって、

②の場合も、
カネのちからで解決しようっていうひともいれば、
天才的な技術力で解決する人もいれば、
トリッキーな解決を常にできる人もいれば、
言い訳百科事典みたいな人もいれば、
かわいげあるからゆるしちゃおう、見たいな人もいる、

どのやり方がいいか悪いかはよくわからないし、
会社のフェーズによってもちがうだろうとおもう。
また、世の中いろんな業態があって、私がみている社長像は
どうしても、ゲーム、エンタメ、ITみたいなところに偏っているから
「うちの業界ではちがう」みたいなのもあるかもしれない。

というわけで、吹かなくてもとぶ零細ベンチャー企業の社長業で悪戦苦闘
している私からすると、社長になりたい、と口に出していえる若者がうらやましいとおもった。