華麗なる一族と木村拓哉
華麗なる一族を毎週楽しみにしている。
小説は、大学生のときよんだ。
中高時代をすごした神戸が舞台であり、
大人のドロドロを書かせたら日本一の山崎ワールドに
魅了された。
さて、ドラマ版。
巨費をとうじているだけではあって、ドラマにしては、いい絵だ。
ストーリーも、二代にわたるエディプスコンプレックスが
絡まりあうストーリーラインを思いっきり強調しているところも
長編小説のドラマ化として、わかりやすくていいなあ、と。
違和感は一転だけ。
木村拓哉だ。
木村拓哉は、何を演じようが、木村拓哉、だ。
これは、いいわるいではなく、それほどの存在感と
木村拓哉はそれでいい、という世の中的な合意が形成されているということだ。
木村拓哉主演のドラマは、好きで、特に検事を演じてたHEROはいまでもたまに見る。
ロングバケーションも好きだし、ラブジェネも好きだし、ギフトもすごくかっこいいし、
プライドもまあ、よかった。
才能にめぐまれているんだけど、それをのりこなせず、
芯がとおっていて、シャイ&ちょっと不器用、でも最後ハッピーエンド、って言うのに
ものすごくはまる。
そういうときの木村拓哉は圧倒的に好きだ。
木村拓哉は、基本的に役作りをしない。
求められている木村拓哉像を完全に演じることに注力する。
だから、においたつ自意識がつきまとって、それが魅力だったりする。
華麗なる一族では、それゆえ華麗なる一族の持つ、隠微でドロドロした
葛藤の世界観を壊しているように思う。
それがわるいということでなく、華麗なる一族の小説を読んだ者として
違和感がある、というだけだ。
小説のドラマ化には、さまざまなやり方があるから、これはこれで
面白いし、今後もたのしみに見ていくと思う。
思うのは、タイトルを「木村拓哉の華麗なる一族」というふうにしてほしい、ということだ。
フジテレビの「白い巨塔」のスタッフで、華麗なる一族みたいなあ。。。
(ちなみに、私の両親にいわせると、白い巨塔の財前五郎は、田宮二郎で決まり、
ほかは認めない、ってことらしいが。。。)