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2004年08月30日

面白いものをつくるということ。

会社に新しくきたアシスタントさんは、大手ゲーム会社S社にいたそうな。
業界でもっとも有名なクリエイターの秘書をやっていたことあるそうなので、彼の組織運営スタイルがどんな様子だったか聞いてみた。その振る舞いは、やっぱり、私の仮説を証明してくれていた。民主主義的な組織運営スタイルとは正反対、でも、開発スタッフのモチベーション維持のためにはなんでもやる、というやり方こそ最高だ。

売れているものをつくるプロデューサやディレクターは、基本的に、めちゃくちゃな人が多い。
一生懸命、勉強して、ビジネス書よんで、お手本どおりの運営をやろうとしている人は、大体売れてない人が多い。むしろ、「マーケティング?そんなの貧乏くさいじゃん。感性だよ、要するに。」みたいな言い方している人のほうがヒットするものを作っている。

そして、そういいつつも、そういう人たちは、24時間どうやったら売れるかを自然に考えている、いいかえれば、生きていることそのものがマーケティングだったりする。

ようするに、野球の落合みたいなものだ。(いきなり話は飛ぶ。)

現役時代、落合は、自分が練習熱心だとか、野球に真剣に打ち込んでいる、とかそんなことはいわなかった。意図的にちゃらんぽらんなイメージを作りさえしているようだった。

オレ流といわれ、練習嫌いそうなイメージはあるが、落合の不細工な奥さんいわく、「24時間365日野球のことだけ考えている」人だそうだ。そりゃうまくもなるだろう。

私はそんな落合が好きだ。
そして、いうまでもなく、落合の奥さんと子供は好きではない。

というわけで、そろそろ家に帰って寝ます。

2004年08月25日

講演

今度、講演するのですが、その前ふりが掲載されました。

私自身、まだ実績があるわけではないので、人様に講演などするのはいかがなものかと思うのですが、実績のない、on the wayでいろいろ情報を発信して同じような問題意識を持っている人と情報交換させてもらう、みたいな進め方もありだろう、ということで、講演することにしました。

大御所講演になると、聞いていても結局たんなる自慢話に終始して(成功した人が自分の話するからあたまりまえだ)、俺もがんばろうというやる気注入効果しか期待できないと思います。かえって、いままさになにやろうとしている人がどういうことやっているか、という情報のほうが貴重だったりすると思うので、、、ということで、以上宣伝でした。

2004年08月24日

ホルキナ その2

ホルキナは、段違い平行棒において、圧倒的な強さを誇ってきた。
アトランタ、シドニーと2連覇だし、今回も予選で圧倒的な強さを誇っていた。

本番は、、、、自らの名のついた技を決め、2つ目の「ホルキナ」を決める前に逆手へ持ち帰るなんでもないところで落下した。

その後、演技を再開して、終末技を決めて、すぐに会場から去っていった。

圧倒的な得意種目で、またも失敗した。前のシドニーのときも、団体総合、個人総合のどちらにおいて、得意なはずの段違い平行棒で落下により、チームへ貢献できなかった。

ホルキナとオリンピックの相性はやはりわるいのだろうか。とはいえ、3大会でメダル7つもゲットしている。

今回は、最後のオリンピックということだ。
しかし、、、、前回のシドニーのときも最後と言っていたので、北京でもホルキナを是非みたい。北京の時は29歳、、、、それでもホルキナだったらいけるような気がします。

ホルキナをみていると、バレエのシルヴィ・ギエムを思い出す。
バレエの天才、シルヴィ・ギエムが、体操のオリンピック代表選考会を通過(しかも12歳で!)というのは有名だが、きっとフランスではスタイル良くて柔軟性があって運動神経がいい人はバレエにいってしまうから、体操に強い選手が少ないのだろう。

それをいうと、ロシアもバレエ大国なので、きっとそうなのだろう。
本来的には、ホルキナはバレエに奪われるはずの人材だったのだろうが、なにかの拍子で体操の世界に残った、だから、ギエムとかぶるのかもしれない。。。

2004年08月20日

ホルキナ 銀メダル

女子総合で、ホルキナは銀メダルだった。
金メダルは、アメリカのパターソン。残念だったが、やはり点数という面では納得。

今回で、ホルキナは最後のオリンピックだとのこと。
最後は、金メダルで飾ってほしかったが、銀メダルでも、ホルキナはやはりいつもと同じように輝いていた。

対するパターソンは、いかにも体操選手という感じで、しかも、アメリカンな感じであまり好きではない。ごつい体格、明るい雰囲気、そして、コーチのいうことはなんでも聞きます的な目線をしていて、すきではない。

2004年08月17日

予期せぬ成功と失敗の利用法。

本日のニュースで、もじぴったんが、廉価版になって、10万本売り上げた、というニュースがあった。

新しいビジネスチャンスを見つけるというのは、こういうニュースを見たときに、どう解釈し、行動に落とし込むか、ということにつきる。

単に、「もじぴったん」みたいなソフトはね・・・。と例外処理するのか、価格弾性の問題として片付けるのがよいのか(ゲームは値段下げたら売れるので、下げよう、なのか。) 
普段ゲームしない人にとっつきやすいものを作る始める、CMのわかりやすさが命なのか、プラットフォームホルダーであるSCEが推しやすいタイトルはうれる、なのか、いろいろな意味合いがあると思う。

意味合いを見出した数だけ打ち手があると思うので、いろいろ考えてみようと思います。
(私なりに昨今の流れに見出している意味合いと打ち手はあるのですけど。。。)

では。

2004年08月10日

金儲けと美意識。

最近、話題のライブドア堀江社長の新刊を立ち読みした。
要約すると、
①たんなる「好き嫌い」やこだわりをすて、世の中を良く見てシンプルに発想し、実行せよ。
②人に雇われるな、人をつかえ。
③営業と資金繰りを重視せよ。

と、古今東西金持ちが言っている原理原則を改めて書いているという感じだ。
金儲けに徹してるその生き様には好感を覚えた。

ソフトバンクの孫社長をみていても思うけど、「でかいことしたる」「歴史に名前刻んだる」みたいなのが根本的な原動力の人のほうが、金儲けには向いていると思う。
ソフトバンクの孫社長は、個人的にめちゃめちゃ尊敬してますけど、ソフトバンクグループの製品は好きでないものが多い。出している本にしても、ウェブ媒体にしても、デザインとかレイアウトとか、細部へのこだわりをかんたとえていうと、フロンティアにとりあえず鉄道敷きました、みたいな感じがするからだ。

対照的に、アップル(&ピクサー)のスティーブ・ジョブズとか、ヴァージングループのリチャード・ブランソンさんは、好き嫌いを事業経営の根幹に取り入れているようで、個人的にはこっちのほうが好き。製品にこだわりや美しさがやどっているからです。そのぶん、事業に好不調の波が出やすい。

将棋でいうと、大山康晴と升田幸三みたいなものか。大相撲でいえば、大鵬と柏戸。

私自身は、結構「美意識」「好きか嫌いか」に重きをおくタイプなので、金儲けという軸でいえば、遠回りをしていることになるのだろう。
 
定量的な規模の競争だけでは、「美意識」優先の分(もちろん、相対的な話)資本主義モンスターに徹する人に勝てない気がするので、私は事業構築上、美意識があったほうが有利な分野で勝負するのが向いているのかもしれないと思った。

たとえば、エンターテインメントとか、生活に不可欠な無駄なものを売る業態に、美意識がない人が参入すると、パチスロ会社に買収されたゲーム会社のような、かっこよくないもの出してしまうように思います。

美意識と金儲けのトレードオフを昇華した、双葉山のような存在になりたい、と思う。
圧倒的に難しい目標設定であり、自分で自分の首を絞めているのは百も承知だが、人間楽ばかりが道ではないw。

2004年08月02日

CF編集&前夜

本日は、1日かけてCF編集を行った。

CFといっても、コンテンツプロバイダーが独自にやっている、ケータイ端末向けアプリ単体のCFというのは、まだ世の中にほとんどないはずです。(着メロサイトやポータルサイト除く。)
予算がないので、非常に手作り感のつよい、CFですが、最低限の魅力は伝わると思います。


さて、去年の秋からずっとあたためてきたゲームが、やっと明日世にでます。

非常にシンプルなゲームですが、骨格はしっかりしているし、細部にわたるまでTLab.の精鋭スタッフ陣が作りこんでくれました。
ケータイのカメラというものに、新しい用途を与えられたのではないかと自負しています。
1人でも多くの人に、触ってもらえればと思います。

おまけ

中国のサイトで紹介されていたことをしりました。アジアは狭いですねw。

2004年08月01日

朝生をみて、思ったこと。

昨晩、朝まで生テレビで「激論 日本のプロ野球が滅亡する!?」というお題でやっていた。

バラエティ番組として、とても面白かった。

朝生で言われていた各論陣の主張をまとめると、

【1リーグ論者の主な論拠】
今の球団経営は入場料収入と放映権収入で成り立っているが、放映権収入がメイン。
巨人戦の放映権収入はけた違いである。
パリーグは、放映権収入がないため、経営破たんしそうになっている。
よって、巨人戦がくめるよう、パリーグの球団経営者は1リーグ制にすべきだ。

【2リーグ論者の主な論拠】
巨人戦は別にキラーコンテンツでなくなりつつある今日、巨人にぶら下がっては縮小均衡シナリオになる。
球団経営の、儲ける仕組みを再構築する必要がある。そして、再構築によって、球団経営は十分儲かるビジネスになりうる。


今の野球界の最大の問題は、擬似規制産業となっていることだ。
そして、その根にあるのは、地上波テレビを中心とした広告モデル(視聴率マンセー主義)を存続させようとする既得権力層であろう。そこの部分の変革が必要だ、といっているけど、もう広告ビジネスの従来のモデルはちょっとずつ崩壊しつつあるので大丈夫でしょう。

野球は文化、なのか。

朝生のなかで、二宮清純がしきりに「野球は公共のものだ。」「野球は文化的遺産だ。」とかのべていた。こういう話を聞くと、いつも「あほな」と思う。

本当に大事で、なくなって困ると多くの人が思っていたなら、残したいと思っている人たちの中からリーダーがあらわれて、守っていくので大丈夫なのだ。リーダーも出ないようだったら、そんなのはつぶれてよし。もし、あらわれなかったら、二宮清純、おまえが中心になれ、という話だ。

野球は、日本人の文化的遺産でもなんでもない。正力松太郎さんがメディアを育てるために精魂こめて作り上げた結果、野球がさかんになったのことである。

そして、先人の努力を食いつぶしているだけのおっちゃんたちが、努力するのが面倒だから短期的に小手先の解決策を取ろうとしている、だから、やばいことになっている、というだけにすぎない。

Jリーグは、川渕三郎さんという、狂ったようなすごいリーダーがいて、立ち上がった。Jリーグ自体はともかく、日本の代表チームはつよくなり、サッカー人気になった。このまま順調に行けば、サッカーは本当の国民的スポーツとなっていくのだろう。

だいたい、古くさい仕組みの産業ほど、てこ入れしてサヤをぬくチャンスはあるので、いまは球団経営に参入するには大いにチャンスかも。

その他、面白かったと感じた点をつらつらと。

①ライブドアの堀江社長は、ロジックとしては首尾一貫していた。人となりなどは直接お会いしたことないので存知上げないが、やはり資本主義社会で営利組織を作り上げてきた人だけに世の中の仕組みを理解しておられるなあ、と思った。

②遥洋子はどうしてしまったのだろうか。あの人はなんなのだろう。
なんというか、うーん、議論のための議論、というか、屁理屈でした。
事実にもとづいて物事を考える、ということをしたことがない人にみえた。

プロ野球はどうあるべきか、ということについて、真面目に議論しようとすると、それは問題解決的な議論をしなければならないと思うのだが、遥洋子は、社会学者に学んだからか、問題解決の議論というよりは、自分の場におけるプレゼンスを高める(≒ケンカにかつ、ということなのかな?)ということにしか関心がないのだということがよくわかった。彼女の社会的なポジションづくりのためには問題解決的より、単に目立てばそれで有効なので、そこは合理的と評価。

「東大で上野千鶴子にケンカを学ぶ。」という本はおもしろかったが、根本的な疑問。
「口ゲンカに勝ってなんか意味あるのかなあ???」
スポーツや娯楽として議論するのは大いに楽しいけど。
あ、そうそうもう1つ嫌いな言葉を思い出した。「理論武装」。あほかっちゅうねん。

③東尾監督は、やっぱり背後に堤オーナーの影響力があるのか、歯にものがつまったような論調だった。立場ができるといいたいことがいえなくなるので大変だなあ。その点、江本みたいなスタンスは楽でいいなあとおもった。(うらやましくはないけど。)

④ヨネスケ
ああ、日本の一般的なおとーさんたちのペルソナだなあ、と思った。

「いや、巨人しかみないんだから。(巨人ナイターの視聴率は10%割っているんすけど。)」
「パリーグは一生けんめいがんばっても、イワクマも小笠原もだれもしらないんだから。(イチロー、松阪はどう説明するのだろう。)」

まあ、この手の人たちは、結局長いものに巻かれろ、だから、対処は簡単なんだろうな。

⑤政治評論家 三宅なんとかさん。(なべつねの親友らしい。)

「(ライブドア堀江社長に)あんた、なんだ下着みたいなの着て。だからナベちゃんももおこるんだ。」

いやあ、まってました、だ。この手のステレオタイプな反応こそ、もっとも面白い。

「私は今の野球のことまったくしらないけど、1リーグ制のほうがいいんだ。ナベちゃんがあれだけ考えていってるんだから。。。」
評論家というのは、事実認識なくてかってにしゃべれるんだから、気楽な人種だなあと思った。
リスクとらないこの手の人種が、世の中を進歩改良を止めている、ということをもっと多くの人は認識して欲しいです。

では。