マネックス 松本 大
先日、さる会でマネックスの松本 大 さんのお話を聞く機会があった。
20人弱の少人数ということもあり、質問にこたえていただくことができた。
それを聞くに、やはり、私が思っていたとおりのすごい人であった。
余談までに、私は常々、東大法学部卒で尊敬する唯一2人の先輩として、故 藤田 田 と
松本 大をあげている。(戦前のOBは除く。) 松本氏にそのことを申し上げたら、私はまだ死にたくないよ、とおっしゃっていたがw。
もっとも印象的だったのが、世の中のほとんどのビジネスは、閉じた社会のビジネスだ、と(少なくとも彼は感じている)いう話。つまり、ほぼ全てのビジネスにおいて、ルールがあって、プレイヤーがいて、もし、そのプレイヤーの手が完全にわかれば勝利することは簡単、ということだ。そして、まずはできるだけ多くのプレイヤーにあって、手の内を明らかにしていくこと、というのが彼のセオリー。
簡単にいえば、あらゆるビジネスは麻雀と同種のゲームであり、麻雀で相手の手が見えれば100戦100勝ということだ。
松本さんがゴールドマンサックス(GS)で最年少パートナーになれた理由を聞いたところ、2つあると明快な答えが帰ってきた。
1つは、GSを、トレーディングを通じてめちゃめちゃ儲けさせたこと、そして、もう1つは、(GSにとって有益な)人をたくさん取ったこと、だそうだ。
そのころ、東京で債券の仕事しているのは外資系、国内証券あわせて約200人で、松本さんはそのうち半分以上に実際あっていたらしい。
で、自分のなかの人材へのものさしをつくって、人にあいまくって必要な人間をかたっぱしからとった。で、マーケット最強の債券チームをつくったわけだ。
自分が活躍することも大事だが、活躍する人をとったということで評価するというのは、やはりGSがビジネスや組織について深く理解している証拠なのだろう。
その他、最初の移籍のときの事情とかも聞けて、いまの私にとって非常に参考になった会だった。