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2004年04月30日

マネックス 松本 大 

先日、さる会でマネックスの松本 大 さんのお話を聞く機会があった。
20人弱の少人数ということもあり、質問にこたえていただくことができた。
それを聞くに、やはり、私が思っていたとおりのすごい人であった。

余談までに、私は常々、東大法学部卒で尊敬する唯一2人の先輩として、故 藤田 田 と
松本 大をあげている。(戦前のOBは除く。) 松本氏にそのことを申し上げたら、私はまだ死にたくないよ、とおっしゃっていたがw。

もっとも印象的だったのが、世の中のほとんどのビジネスは、閉じた社会のビジネスだ、と(少なくとも彼は感じている)いう話。つまり、ほぼ全てのビジネスにおいて、ルールがあって、プレイヤーがいて、もし、そのプレイヤーの手が完全にわかれば勝利することは簡単、ということだ。そして、まずはできるだけ多くのプレイヤーにあって、手の内を明らかにしていくこと、というのが彼のセオリー。
簡単にいえば、あらゆるビジネスは麻雀と同種のゲームであり、麻雀で相手の手が見えれば100戦100勝ということだ。

松本さんがゴールドマンサックス(GS)で最年少パートナーになれた理由を聞いたところ、2つあると明快な答えが帰ってきた。

1つは、GSを、トレーディングを通じてめちゃめちゃ儲けさせたこと、そして、もう1つは、(GSにとって有益な)人をたくさん取ったこと、だそうだ。

そのころ、東京で債券の仕事しているのは外資系、国内証券あわせて約200人で、松本さんはそのうち半分以上に実際あっていたらしい。

で、自分のなかの人材へのものさしをつくって、人にあいまくって必要な人間をかたっぱしからとった。で、マーケット最強の債券チームをつくったわけだ。
自分が活躍することも大事だが、活躍する人をとったということで評価するというのは、やはりGSがビジネスや組織について深く理解している証拠なのだろう。

その他、最初の移籍のときの事情とかも聞けて、いまの私にとって非常に参考になった会だった。

2004年04月27日

広島

本日は、日帰り出張で広島。
某メーカーとのMtg.

メーカ、とくにエレクトロニクス系大企業の人は、独特の雰囲気がある。
ソフトウェア、とくにエンターテインメント系であるわれわれとはまったく違う。

ひたすら、小さく、安く、正確に、ということを追い求めてきた人たち、という雰囲気がある。

帰りは、直接帰らずに大阪による。
大阪まで新幹線で1時間。
ブックファーストが梅田にオープンしていた。

阪急グループの本屋さんだが、本屋は新規事業として魅力的なのだろうか。
KFSは立地のみのように思うのだが。。
またAmazonに代表されるeコマースがもっとも猛威を振るっている分野でもある。。。

一度、本屋さんの事業戦略を策定している人と話しをしていみたい。
まずは上場している本屋さんのユウホウみてみよう。

2004年04月26日

golf

昨日は、高校の同級生らとゴルフに行った。
ゴルフは、練習もせず、ただ年に数回ラウンドするだけという、ざまだが、昨日は非常に改善されていた。この間ラスベガスでラウンドしたとき、開眼した感覚がのこっていたのだった。
これを機にはまろうかと思っております。

しかし、仲のいい同級生は、外資系証券、大手広告代理店、外資系戦略コンサルティング会社、最大手商社etc.で、みんななぜかベンツに乗っている。よく考えると異常な集団。
私はいつのまにか、メーカー所属(というか、このくくりも古いなあ。。。)です。

2004年04月24日

松本紳助をみて考えたこと。

ひさびさに昨晩、松本紳助 をみた。

紳助がおもろいことをいっていた。

もし、芸人になっていなかったらどうしていたか、サラリーマンになっている可能性は、という読者からのはがきに対し、

「人になにかしろ、といわれるとやる気なくすタイプやから、無理。自分で工夫して考えてやりますからほっといてくれ、といってしまう。で、横から誉めてくれればやる気だしてやるんで。学校の成績わるかったんも、やれといわれたからやらんかったせい。ほっとかれて誉めてくれてたらどうなってたかわからん。」
「もし、サラリーマンになったとしても、仕事おぼえた、と思ったら独立して、とにかくじぶんで南下してたと思う。」
と。
松本も激しくうなずいていた。
私も激しく同意。

いま、なんちゃってで会社員らしきことしているけど、自分にとって必要な環境で、しかも上のような状況だったから良かったと思う。本来的な意味で、サラリーマンは向いていないし、なりたくもない。

この2年間に学んだことは本当に大きかった。中小企業で、まがりなりにも上場していて、適度に官僚的で、日本のカイシャの縮図を味わえたことは本当に貴重。
しかも、社長の補佐として、非常にいいポジションで見れたことがまた貴重。

また、子会社をゼロからつくって、事業を立ち上げて責任者としてマネージした、という経験も本当に貴重だった。1人で初めて、今25人。ちょっとの間に大きくなった。人をとるということも学んだし。机1つしかなかったオフィスが今は満員状態。

上のふたつでいうと、コンサルやっていたころアタマで学んだことを、実戦を通して細胞に叩き込めた、という感じだ。自分でデザインした独自カリキュラムのビジネススクールを出ました、と胸をはって言えると思う。
スカウトしてくれた社長には本当に感謝している。

最近、Rラボの岡島社長にいわれたこととも通じる。
コンサルやっていた頃は、本当に理屈っぽくて、現場感がなかったらしい。
(その業界の中では、プラクティカルで金儲け勘あるといわれてたんだけど。)
最近、現場感がでてきて、ロジックと融和しているそうな。

と、振り返りモードだけど、私はまだまだon the trackなので、これからもがんがんビジネスゲームに邁進いたします。

そういえば、今年のCEDECでの講演を正式に依頼されました。
「戦略的プロデューサーのすすめ ~開発現場に「戦略」を持ち込む~」
「世界最強ゲーム会社の作り方。」

の2本です。9月なので、まだ先の話だけど、楽しみ。。。

2004年04月22日

ゲーム業界 未来予想。(かきかけ)

ゲームビジネスというのは、一発あてないと、どうしようもない、ばくちビジネスである。

いま、事業計画をみなおしてなんで思っているより儲からないんだろう、みたいなことを考えていて、ふとあたりまえのことを確認した。

最近のゲーム業界で、シリーズものばかりでオリジナルタイトルがでない、ということがいわれるが、そんなのはあたりまえだ。株主のために経営しているからだ。必然的に不確定要素を排除し、確定要素をもりこみたくなる。

ゲーム会社は、本質的に株式公開というスタイルに向いていない。パトロン型のビジネスとしてやるべきなのだ。そのためには組合方式がむいている、ということを最近ますます痛感している。

ゲームは不必要なものであり、不確定なものだ。
そしてそのわりに、コストサイドはしっかりかかってしまう。
そこが音楽ビジネスと違うところ。また、映画と似ているところ。

プロジェクトごとの収支は必要だが、会社としての、経営計画など存在しては本来いけない。
むしろ、ゲーム業界という生態系の中で面白い企画に人とカネがあつまるようになるのが自然な姿なのではないか。(ゲーム業界のハリウッドモデル化。)

生態系が無理であれば、せめて多種多様なプロジェクトが存在可能なゆりかごとしての大会社が存在すべきだ。ブランドの世界における、LVMHグループのような。

ゲームパブリッシャーの寡占化は必然であり、その波に誰もさからうことはできない。
ただし、その結果として、各個人の才能はより生かされる形になるというのが私の現時点の仮説。

と、理由付けもなく、考えていることをまずは吐き出した。明日以降、徐々にそう思うにいたった理由を語ろうと思う。

本日は、某博覧会にて発表する弊社プロジェクトのムービー編集を行った。
短時間のわりには、なかなかの出来。

2004年04月17日

今週の出来事。

ひさびさのエントリーなので、今週のトピックを簡単に。。。

①T社新人研修

T社の新人研修にて、携帯電話やネットワークゲーム開発の講義と、ワークショップをした。
T社の研修はゲーム業界一厳しいことで有名で、ひたすら開発に必要なスキルの授業、テスト、そしてしごきに近い2ヶ月をすごす。そのことが開発者として伸びることに意味があるかどうかは疑問だが、社会人への通過儀礼としてはそれなりに機能を果たしているのはまちがいない。

我々開発チームにとって、合同新人研修での講義がもつ本当の意味合いは、「人さらい」にある。研修後各部署に配属されるわけだが、優秀な新人の心をつかむ場でもある。

とくに、社内的に新規部隊であり、戦力の補強が必要であり、また、パッケージ開発を夢見ている新人たちへ携帯やネットワークへ興味を持たせる最初で最後の機会でもある。そこで我々は簡単な3つのメッセージを講義通して伝わるよう、内容を設計した。

①我々とならオリジナルゲームをつくれる、クリエイティビティを発揮できる。
②実際の仕事現場の空気を持ってくる(楽しく仕事している実態を伝える。)
③携帯やネットワークゲームは、パッケージにくらべてしょぼくない。

ワークショップにおいては、いま実際に我々が開発中のゲーム企画の企画書を配り、各班ごとにそもそもおもしろいかどうか、どうすればおもしろくできるかを開発者の視点から考えさせ、プロデューサー(私)とディレクターが実際に現場でやっているよう意見し、作業を指示する、というやりとりを再現する、ということをしてみた。
これによって、上の①~③がうそなくきちんと伝わるという算段だ。

その効果は抜群で、それまでのTLab.の知名度の低さがうそのように、ぜひ来たいという人間が殺到していた。マーケティングパワー炸裂である。

そして、副産物として、プロジェクトにとって有益なフィードバックを得ることが出来、仕様実装することにした。

また、今回の研修プログラムを作成するにあたり、実際にゲーム業界が抱えている問題を、あらためて再確認することになった。問題点を抉り出すのは次の機会に。その点をみきっている以上は、オーナーの理解を得られない今の状況でも、ある程度の成功はもたらすことができるはずだと、思い、研修を終えました。まる一日の研修は疲れましたが、楽しく有意義な時間でした。


②スウェーデンのゲーム雑誌編集者との会食

元電通Aくんの友人で、スウェーデンでゲーム雑誌編集をしているKさんを紹介してもらう。
Kさんは、日本人だが、元パチプロで、レバノンに2年すんでたり、と非常に面白い人物。

彼からの話も非常におもしろかったが、見せてもらった写真のレバノン人、スウェーデン人の友達がかわいいことかわいいこと。しかも、レバノンは男尊女卑(アラブ圏一般の傾向)なので、日本人は相対的にめちゃやさしく、お金持ち、ということになるそうで。。。
いやあ、うらやましい。。。

③携帯ゲーム大手幹部と会食

携帯ゲーム大手幹部と会食。
開発オペレーションのてぎわのよさに、同じ路線で戦うのは難しいと改めて実感。
最近進めている、開発方針の変更はまちがっていないことを再確認。ただ、それで勝てるかどうかは運次第。。。それにしても、接待するのにはなれないなあ。してもらうのは得意だけど。w。

④ringoさんのところへ参上

ringoさんのところへ別件で参上。toshi,adachinの話に脳みそ刺激されまくり。ネット・リバブルの機運あり。(実体伴えば最高!)それにしても、ここは、テクノロジーとアイデアの玩具箱状態。毎週一回は通いつめよう。

⑤新人加入

CGの新人が配属された。鉄はあついうちにうて、というので、当分彼らへの教育で時間取られそう。2人とも可能性を感じさせるので頼もしい限り。きちんと潜在能力を見切って育てて上げれたらと思います。

と、つらつらかいたが、疲れたのでここで1段落しまーす。

では。

ああ、最後。

「映画の構造分析」
この本いまよんでいるけど、面白い。映画を現代思想というツールで批評するという、のではなく、現代思想を映画、しかもハリウッドメジャー映画の物語分析を通じて解説しようという野心的な試み。いやあ、面白い。もちろん、強引な部分もなくはないが、そこは野心的な試みゆえゆるしましょう、という感。

2004年04月07日

韓国会食&ビジョンの大切さ。

昨日は、韓国某社と会食。銀座で寿司を食べた。
そのあとは、先方からのご招待で某赤坂の韓国クラブへ。(エッチなところではない。あしからず。)このクラブのすぐ下のクラブは、北朝鮮の金正男さんも常連だったのとのこと。ディズニーランドの帰りとかによってたのかしら。

この手のお店で働く女性は、まず100%整形している。
目がパッチリ、鼻筋とおって、、、と。
韓国って整形の料金安いのかなあ。
それで女性のレベルが上がるのであれば、それはそれで幸い。
本気で付き合えるか、といったら、はなはだ疑問だけど。。。

で、本日もT社は混乱中。

オーナーがお山の大将になりたい&いい車&女性&豪邸住みたい、みたいなだけの組織では絶対にでかくならないことを痛感している。これをこの年で細胞レベルで理解できたことは貴重。

青臭く感じる「ビジョン」とか、「会社の存在理由(社会的意義)」というものの必要性を細胞レベルで感じる今日この頃です。単に金もうけたらええんや、では、個人としてリッチになっても、
社会でインフルエンシャルな存在になることはありえない。

そして、このビジョンは、後からとってつけたものではなくて、本当にどうありたいか、という、心から自然にわきあがってくるようなものでなくてはいけない。(前の自分だったら、何がビジョンじゃ、ボケ、もうかったらええんや、というところだ。ああ、成長成長。)


最近あう、オーナー会社の大将とあった経験からすると、売上100億円から1000億円に、このビジョンの有無、という関門があるような気がする。


もちろん、売上100億円の会社作るだけでも、大概すごいことだし、尊敬はするのですが、
その延長線上に、ソニーは間違いなくないことは断言できます。

2004年04月05日

4月

4月になった。
春眠暁を覚えず、というが、眠い。

今日は、朝から3つミーティングがあった。

韓国の会社と進めている開発プロジェクト、社内予算、中国でのゲーム配信事業だ。
多くの人間がかかわる会議において、いつも感じることは、非常なる能率の悪さだ。

①情報を集める→②意味合いに応じて整理する→③意思決定オプションを作る→④選択する→⑤実行するとあって、ほとんどのビジネスマンおよび、会議においては、
②と③のプロセスが抜けている。

それは、ビジネスを舐めているから、というよりは、むしろビジネスを崇高なものと思いすぎていることに起因しているようなする。

ビジネスなんつーもんは、誤解をおそれずいうと、単なるゲームにすぎない。
人が死ぬわけじゃないし。情報をあつめて分析し、洞察に基づいてジャンプしたオプションを出して、検討し、それを選び、実行し、失敗したらそれを成功するまで繰り返す、だけである。

このプロセスをすすめていくためのやくそくごと(プロトコル)は絶対につくるべきだ。

この、プロトコルの共有を、「杓子定規」と間違えるバカがいる。
そういうバカが、やたら稟議書とか、うるさく作りたがる。
そんなもんはむしろどうでもいい。

大事なのは、おおまかに、ビジネスをすすめるプロセスを共有することなのだ。