「利己的な遺伝子」という本を読んだ。この本の存在をしったのは、「寄生獣」の中でだが、存在を知って以来ずっと読みたいとは思ってきた本だった。
まだ、読みかけなのだが、内容自体はいままでにどこかで知っていた情報ばかりで実はそれほどのインパクトはない。ただし、それらの情報はこの本が情報源なのだろうなと思った。
非常によくまとめられていて、テンポもよく、読みやすい。
この本では、生き物は、遺伝子の乗り物「生存機械」であると書いてある。おそらく人間だけは、そこからすこし脱出しつつある生き物だろう。
しかし、その行動原理の大部分は、いまだに「遺伝子の乗り物」であると思う。
ここからはSFであるが、人間がこの制約から逃れるにはどうしたらよいだろうか?そもそもそこから逃れる意味などはあまりないかもしれないが。
たとえば、科学技術が発達し、人類はついに宇宙連盟(仮名)に加盟することができた。しかし、宇宙空間で無装備に生きることもできない人類が他の宇宙人と対等に渡り合うのは難しかった。人類は、やがてその数を減らし、ついに絶滅してしまう。(宇宙連盟は、自由放任を旨としてます!)
しかし、人類の言語、文化は、その冗長さが他星人に高く評価され、ついには全宇宙のなかでスタンダードの一つとなっていた。
宇宙人A「おい、銀河系太陽系第二惑星地球の方位を教えてくれ。恒星が地平線から出る瞬間と入る瞬間にMeccaの方位に礼拝しなきゃならないんだよ」(ホントは、1日5回だっけか)
宇宙人B「なんで、そんな面倒なことをするんだよ。第一おまえ、そんな格好の体でどうやって「礼拝」とやらをするのさ」
宇宙人A「まぁいいじゃないか。こうすると、ココロが落ち着くのさ」
宇宙人B「ココロ・・・・ねぇ・・・・」
あ、そもそも、体を捨ててコンピューターに脳を移植してしまえば、遺伝子の支配からは逃れられるか・・・。逆にいえば、そのようなことを遺伝子は許さないか。
どちらにしろ、そういう時代まで生きられないのはさみしいことだ。友人Hの研究が自分が生きているうちに完成すればいいな。
そんなことを考えながら、朝までこの本を読んでしまったがために寝坊した自分は、こんなこと考える前に朝ちゃんと起きよう、と誓ったのでありました。